Career Consultant

【キャリコン】カウンセリング入門コース

この記事について

リカレントのキャリアコンサルタント養成講座のカウンセリング入門コースの第1回、第2回を受講したので、その受講内容の備忘記録と感想を書こうと思います。

講座について

全4回で、1回あたり、およそ2時間程度の講義となっています。

カウンセリング入門講座なので、「カウンセリングとは」という初歩の初歩からの勉強のため、初学者でも事前予習など必要なく受講できます。

この講座は、リカレントでキャリアコンサルタント養成講座には含まれない講座で、およそ4万円ていど受講費用がかかりますが、本編のキャリアコンサルタント養成講座を申し込んだ場合の特典として、受講費用が無料となると聞いたので申し込みました。

講師は、日頃、カウンセリング業務をされているようです。
そのため、受講者の側への配慮もしっかりされていて、休憩をこまめに取ってくれたり、ワークを多めに設定したりと、最後まで集中して受講できました。

ワークが多めの講座

カウンセリングの講座なので、座学だけではないと思っていましたが、思った以上にワークが多かった印象です。

3人グループやペアワークなど、色々使い分けてワークが実施されていました。

受講人数も14人程度だったので、比較的馴染みやすく、講義始まってすぐは、多少の緊張があったものの、だんだんとその緊張もほぐれ、次第にワークへのハードルが下がってきました。

だんだんと、心理的安全性が確保できてきた結果なのかなと思います。

みなさん、キャリアコンサルタントを目指しているだけあって、人の話を聞く基礎ができているし、しっかり聞こうとする姿勢も伝わり、ワークは非常にしやすかったです。

講義メモ

カウンセリングとコンサルティングの違い

カウンセリングとコンサルティングの違いがを考えたことがなかったのですが、講師が図に書いて説明してくれました。

非常にわかりやすかったので、忘れないように図にしました。

  • カウンセリング 相談者の課題や問題を浮き上がらせる
  • ガイダンス 課題を相談者と一緒に自己解決に導く
  • コンサルティング カウンセリング+ガイダンス

カウンセリングとは

カウンセリングとは何かという、もっとも基本的な部分について、学者などは三者三様の言い表し方をしていますが、全てに共通して言えそうなこととして

成長と適応

であると言えます。

クライアントが成長し、その環境に適応できるようにサポートすることが、カウンセリングの目的となります。

キャリアの定義

キャリアの定義とは何でしょうか?

これについて、参加者の中で意見を出し合いましたが、これも各自で持っているキャリアのイメージがバラバラです。

仕事の中のポジションだったり、人生という大きなビジョンで捉える人も。

私は、キャリアの語源は道筋なので、今まで生きてきた道、とこれから進む道というイメージを持っています。

実は、キャリアの定義は決まっているものではなく、その理論ごとに変わって来るそうです。

ですので、キャリアカウンセリングをする上で気をつけなければいけないことは、クライアントとキャリアについての認識を合わすこと。

これがピッタリとあっていないと、進むべき道が合わなくなります。

キャリアコンサルティングの定義

一方、キャリアコンサルティングの定義はしっかりと法律で決まっています。

キャリアコンサルティングとは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は、職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うこと
(職業能力開発促進法 第二条5項)

来談者中心カウンセリング

ロジャーズが提唱した、来談者の自律的な意思決定によってカウンセリングを進める手法。

来談者中心のカウンセリングが広がる前の1940年頃は、指示的カウンセリングが一般的であり、カウンセラーからは指示的なアドバイスをすることが主流だったようです。

ですが、ロジャーズは、指示的カウンセリングでは効果が一時的にしか続かないことに疑問を持ち、来談者中心カウンセリングを提唱したようです。

ロジャーズは人間を、

自分の意思で物事を決断し、「なりたい自分」へ自ら進んでいける存在であると見ています。

だからこそ、カウンセラーが支持するまでもなく、手助けさえすれば、自力で進んでいけると考えたようです。

ロジャーズのカウンセラーのスタンス

  • 無条件の肯定的関心(需要的態度)
  • 共感的理解(共感)
  • カウンセラーの自己一致

この3つがカウンセラーにとって必要不可欠な態度ということです。

相手の話を偏見なく傾聴し、興味を持ち、理解し、寄り添う。

そして、カウンセラー自身も精神的に安定していることが求められます。

自己一致については、受講者間でイメージが付きずらいようで、質問なども出ていました。

主観的自己と客観的自己の両方を理解し、そのギャップも理解していることを、自分は自己一致と認識していますが、これでいいのかな?なんて思っています。

この辺はもう少し勉強が必要だなんと思いました。

まとめ

長くなりましたので、この辺で一旦切り上げ、続きは次の記事にします。

今回は、リカレントのカウンセリング入門講座の第1回の受講記録と感想を書きました。

キャリアコンサルタント資格を取ろうと思うならば、受講して損のない講座だと思います。