この記事について
「成瀬は天下を取りに行く」(著者:宮島 未奈)の感想です。
出版された時から気になっていた本です。
タイトルからはどんな内容なのか想像が付かず、立ち読みでペラペラとめくってみたものの全然分からず、気になったまま過ごしていました。
先日、オーディブルが3ヶ月99円キャンペーンを実施したので、再入会したところ、オーディオブックで「成瀬は天下を取りに行く」が出ていなので、オーディブルの再入会1冊目にこれを選びました。
感想
成瀬あかりの生き方に感銘しました。
でも、成瀬あかりの様に生きられるとしたら、自分はその様にするだろうか。
他人の目を気にしてしまい、そのように振る舞えないだろうと思います。
他人の目を気しない生き方を貫く勇気。
自分が持つ頃のできない勇気に心を動かされたのだろうと思います。
気持ちいいほどにまっすぐ
主人公の成瀬あかりは、物事の全てに全力投球。
そして直球。
気持ちいほどのまっすぐです。
こんな人、実際にいるのかな?と思ったりもします。
周りにいたら、自分はどう接するのだろうか?などと考えながら聴き進めました。
出来なくても宣言
成瀬あかりは、大言壮語とも言えれるような、大きな目標を公言します。
そして、それがどんな大きな目標であってもそれに向かって全力で打ち込みます。
その目標が達成できなくとも、その過程は決して無駄にならないという精神です。
だから、失敗を恐れません。
失敗を1つのデータとして蓄えます。まるでアインシュタインのように。
目標が決まっているから、それに必要な事が明確で、無駄がなく、合理的です。
バックキャスティング思考
先日「何者かになりたいと思う理由」について記事を書きましたが、その解決方法はここにあるのかなと思いました。
「何者かになりたい」と思っている時点で、目標が決まっていない状態です。
この問題は、何かになりたいけど、なりたい何かが見つからない状態。
何かになりたいのではなく、熱中する何かを見つけたいという渇望なのではないでしょうか。
将来像を思い浮かべられない現代人には、成瀬あかりは眩しく見えてしまいます。
まっすぐな姿勢は人を惹きつける
他人と違う成瀬あかりの振る舞いに、初対面の人は距離を置きます。
自分とは異質のものを避ける人間の本能だと思います。
おそらく、自分もリアル成瀬あかりがいたら距離を置くかも。
でも、そのまっすぐな姿勢は、なぜか人を惹きつけます。
何故なのだろう。
人を惹きつける理由
- 輝きを放っているから
努力している人は、希望を持って前向きに取り組む姿勢から生まれる輝きを放っています。この輝きが周囲の人々の心を惹きつけます。 - 希望を感じさせるから
努力する人は不満ではなく希望に意識を向けており、その姿勢が周囲に希望を与えます。希望は人々の心を動かす強い力を持っています。 - 自分らしさを表現しているから
自分らしく努力し、生きている姿は素晴らしく感じられます。個性を活かしながら真摯に取り組む姿勢に、多くの人が共感し心を奪われるます。 - 実践している姿に説得力があるから
メッセージを実践できている人の言動には説得力があり、周囲の人々の心に強く響きます。努力を重ねている人の姿は、その人の言葉以上に雄弁に語りかけてきます。
まとめ
この本は、弱虫な自分に少しだけチャレンジする勇気をくれる1冊だと思います。
成瀬あかりがこんなに頑張っているなら、自分ももっと頑張らなくちゃいけないな。という気にさせてくれます。
私は、通勤時間にオーディブルで聴きましたが、通勤時間が楽しい時間になりました。
この記事を読んで、「成瀬は天下を取りに行く」を読んだ方は、感想を聞かせてもらえると嬉しいです。