この記事について

「第14回 1級キャリアコンサルティング技能検定 学科試験」

の解答解説を作成しました。

過去問を解いた際に調べたこと内容を記入しています。

解答は自分で調べたので、間違いがあるかもしれません。
間違え等を見つけた場合は、お知らせください。

1記事5問ずつアップしています。

問31

正解:3

選択肢1:適切

学習の転移とは、過去に習得した知識やスキルが、新しい場面での学習を助ける(正の転移)、あるいは邪魔をする(負の転移)現象を指します。

選択肢2:適切

ウォッシュバック効果(波及効果)とは、テストがその準備段階である授業や学習の方法に与える影響のことです。

正のウォッシュバックの例
TOEICスコア向上を目指す学習者が、リスニングやスピーキング練習を増やし、実際の英語力が上がるケースです。テストが4技能を重視することで、総合的な語学力が強化されます。​

負のウォッシュバックの例
大学入試が読解中心の場合、教師が生徒に過去問演習ばかりを課し、文法や作文が疎かになることがあります。試験形式に特化した「詰め込み学習」が起きやすいです。

選択肢3:不適切

教育におけるフィードバックは、正誤などの情報提供だけでなく、学習者のモチベーションを高める(動機づけ)、不安を取り除く(情緒的サポート)、自己調整を促すなど、複数の重要な役割が混在しており、それらを総合的に活用することが求められます。

選択肢4:適切

レイヴ(Lave, J. )とウェンガー(Wenger, E. )が提唱した概念で、学習を個人の頭の中の活動ではなく、特定のコミュニティの活動に参加するプロセス(正統的周辺参加)として捉えます。

https://shasha-blog.com/2026-4-13

選択肢5:適切

ブルーム(Bloom, B. S. )は、教育目標の分類(タキソノミー)として、知識に関する「認知的領域」、感情や価値観に関する「情意的領域」、身体活動に関する「精神運動的領域」を提唱しました。

https://shasha-blog.com/2026-4-14

問32

正解:5

選択肢1:不適切

スーパービジョンでは、技法的(介入方法)・教育的・支持的(情緒的側面)な機能のバランスが重要です。どれか一つに焦点を絞るべきではありません。

選択肢2:不適切

スーパーバイジー自身の「パーソナルな内的葛藤」に深く入り込みすぎることは、スーパービジョンが「セラピー(治療)」化することを意味し、指導の枠組みを逸脱する恐れがあるため慎重であるべきです。

選択肢3:不適切

自身の専門外の領域について、経験のみに基づき「一緒に学びながら」行うことは、適切な指導責任を果たせないリスクがあります。その場合は、その領域に精通した別のスーパーバイザーを紹介(リファー)するのが倫理的です。

選択肢4:不適切

スーパーバイジーがクライエントに対して抱いた感情(逆転移など)を表現し、それをスーパービジョンの中で扱うことは、事例の理解や自己研鑽のために非常に重要です。

選択肢5:適切

グループスーパービジョンは、複数の参加者がいるからこそ生じる相互作用(グループダイナミクス)を活かし、他者の事例から学んだり多角的な視点を得たりできる点に大きな意義があります。

問33

正解:3

選択肢1:不適切

スーパービジョンは、具体的な事例検討を通じて理論と実践を統合する場であり、実践力の向上において極めて高い効果が期待されます。

選択肢2:不適切

スーパーバイザーにも専門領域の限界があります。すべての領域に対応できる必要はなく、自身の限界を自覚し、専門外の場合はリファーすることが求められます。

選択肢3:適切

1級キャリアコンサルタント(指導レベル)には、対人支援の技術指導だけでなく、組織内の仕組みづくりや環境改善といった、よりマクロな視点での指導力も求められます。

選択肢4:不適切

スーパービジョンには「教育的機能」が含まれており、事例を通じてスーパーバイジー自身の成長課題や今後の研鑽の方向性を自覚させることも重要な目的の一つです。

選択肢5:不適切

キャリアコンサルタントが組織内で活動する場合、人事制度や組織課題は切り離せません。事例の背景にある組織的な要因をどう扱うかは、スーパービジョンにおける重要なテーマとなり得ます。

問34

正解:4

選択肢1:不適切

カウンセラーの個人的な意見を積極的に提供することは、相談者の依存を招いたり、自己探索を妨げたりするリスクがあるため、関係構築においては慎重であるべきです。

選択肢2:不適切

信頼関係(ラポール)の構築には、論理的アプローチだけでなく、何よりもまず共感的な理解や受容といった「感情的なサポート」が基盤となります。

選択肢3:不適切

「中立的」であることは重要ですが、必要に応じてカウンセラーの経験や知識を適切に「自己開示」することは、関係を深めるための有効な技法となり得ます(「共有してはならない」という強い否定は誤りです)。

選択肢4:適切

関係構築は初期のラポール形成だけで終わるものではなく、問題把握や目標設定、実行支援というプロセス全体を通じて、深化・強化され続けるべきものです。

選択肢5:不適切

カウンセラーが自分の考えに基づき「方向性を示す(誘導する)」のではなく、相談者が自ら方向性を見出せるよう支援することが基本です。

問35

正解:5

選択肢1:不適切

カウンセラーが「聞きたいこと」を優先して主導するのではなく、クライエントが「話したいこと」に耳を傾ける(非指示的態度)ことで、本質的な問題が見えてきます。

選択肢2:不適切

カウンセラーが「答えを出す」のではありません。クライエント自身が答えを見つけられるよう、プロセスを支援するのが役割です。

選択肢3:不適切

あらかじめ用意した枠組み(レッテル)に当てはめることは、クライエント個別の事情を見落とす「先入観」に繋がる恐れがあります。

選択肢4:不適切

原因を特定の4つに限定し、順番に当てはめていくようなマニュアル的、あるいは画一的なアプローチは、複雑な人間の心理や状況を理解する上では不適切です。

選択肢5:適切

面談中にカウンセラーが覚える「違和感」は、クライエントの語りと非言語情報のズレや、隠れた感情を示唆する重要な手がかりです。それをあえて対話のテーブルに乗せることで、より深い問題把握に繋がります。

リンク集

https://shasha-blog.com/1-14-36-40

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